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国際会計基準(IFRS)がやってくる。 連載第1回
「『会計基準』はギャップの比較じゃすまされない!!」

vol.1

ここ最近、様々なメディアでも取り上げられている国際会計基準や 国際財務報告基準(IFRS)。

日本の会計基準においては、膨大かつ詳細に会計処理の規則や 基準が設けられており、さらに実務指針やガイダンスなどにより、 実務上の判断や解釈を助ける具体的な指針や数値基準が多く示されています。

この日本のような会計基準を「規則主義」と呼ぶことに対し、国際会計基準は「原則主義」を貫いていることが
最も大きな違いです。

IFRSで決められているのは、会計処理の原則や枠組みと、最小限の 適用・解釈指針のみで、財務諸表を作成する企業は、IFRSの原則に従い、 具体的な処理については企業自身が判断して実施する必要があります。

つまり、日本において過去の慣習をベースに公正妥当と認められたルールを 細かく決めたものを日本の会計基準と定めていたことに対し、 国際会計基準では過去の慣習に捉われず、「企業会計のあるべき姿」 を追求し続けているという点が最も大きな差なのです。

原則主義の下では、原理原則を正確に、そして深く理解することが重要です。 もっぱら金融庁などが出す指針や意見書に委ね、監査法人から何とか事前に 回答を引き出そうとする習慣が身に付いてしまっているとしたら、 IFRSへの対応は、非常に高いハードルになるかもしれません。

よく「日本の会計基準とIFRSでは何が違うのか?」という議論がありますが、 詳細なギャップをいくら洗い出したとしても、元々の思想が全く異なるため、 ギャップを埋めようとするだけでは、本来の「IFRS対応」ができないかもしれません。
そもそも、この「ギャップ」を洗い出してその企業の対応方針を見出そうとすることが 慣れ親しんできた「規則主義」から抜け出せていない象徴なのかもしれないですね。

ERPパッケージを作っている我々としても、ERPパッケージの提供に留まらず、 収集した情報や、課題解決の為のコンサルティングサービスの提供など、 皆さんの運用を第一に考えながらIFRS対応への準備を着々と進めているところです。

単なる会計処理の変更だけにとどまらないこの会計基準の大変革、 皆さんの備えは進んでいるでしょうか?

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