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株式会社サンケイビル様が次世代型ERP「PROACTIVE」の
『PROACTIVE アナリスト』と『PROACTIVE コンシェルジュ』のトライアル実施を決定
~AIにチャットするだけで次の一手の可視化と経費精算・承認の効率化を実現~(10/20)

2025.10.20

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、当社が提供するAIネイティブな次世代ERP「PROACTIVE(プロアクティブ)」の、AI ダッシュボード機能『PROACTIVE アナリスト』と、AIエージェント機能『PROACTIVE コンシェルジュ』について、株式会社サンケイビル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯島 一暢、以下サンケイビル)が導入検討のためのトライアル実施を決定したことを発表いたします。

『PROACTIVE アナリスト』では、企業データを表示するAI ダッシュボードの活用による企業が競争力を高めるための「高度な経営判断」を、一方『PROACTIVE コンシェルジュ』では、申請・承認までの一連の経費精算業務をTeams上で完結させることで「業務効率化・自動化」を実現します。

1.トライアル実施の背景

サンケイビルでは、さらなる業務効率化と迅速な経営判断を実現するため、情報の可視化・分析体制の強化が求められていました。
従来は、部門ごとに異なる管理方法でデータが分散し、収集や集計作業が手作業中心となっていたため、最新情報の分析に時間を要していました。
また、既存の仕組みではリアルタイムなデータ分析や多様なニーズに応じた分析レポートの作成に時間を要し、より柔軟で高度な分析環境の整備が必要とされていました。

経費精算業務においては、外部の業務システムを利用し、その機能活用や運用工夫により、正確かつ効率的な業務フローを実現できている一方で、サンケイビルの基幹会計システムである「PROACTIVE」とのデータ連携作業によるタイムロスを避けられないことから、会計と経費精算システムの一元化が中長期的な課題でした。また、AI技術を活用した業務スタイルは今後のスタンダードになると見込み、経費精算申請前の質疑対応から精算内容入力後の整合確認まで自動化可能な、AIによる経費精算支援への関心が高まっていました。

2.トライアル実施に至った経緯

こうした業務改善のニーズに対し、SCSKはヒアリングを通じて、AI機能を取り入れた最適なソリューションを提案しました。『PROACTIVE アナリスト』を活用することで、最新会計データを一元管理し、的確な営業分析資料や会議資料の作成を支援。これにより戦略策定や意思決定のスピードと精度をさらに向上させることが可能となります。

また、『PROACTIVE コンシェルジュ』により、使い慣れたTeams上でのチャット形式で経費精算業務を支援・完結でき、会計システムと経費精算システムの一元化が期待されています。

本トライアルを通じて、「高度な経営判断/経費精算業務」においてAIによる支援が効果的に機能するかを確認するとともに、サンケイビルからのユーザー目線でのフィードバックも取り入れ、お客様に寄り添ったソリューションの構築を目指してまいります。

3.『PROACTIVE アナリスト』の概要と特徴

『PROACTIVE アナリスト』は、業界特有の業務知識をもとに、PROACTIVE に蓄積されたデータを分析することで、単なるデータの可視化にとどまらず、企業が直面する複雑な課題に対してデータに基づく分析と示唆を提供し、迅速かつ的確な意思決定を支援します。例えば、「特定の製品の売上高の伸び悩み」という課題に対して、AI が異なる観点で横断的にデータを分析し、「他の製品と比較して受注から出荷までの時間が長いため、顧客満足度が低下している可能性がある」といった形でダッシュボードに表示することで、問題の本質を素早く把握し、次にとるべき具体的な改善策を提案します。

特長:
可視化、分析、示唆の提供による高度な経営判断: AI による社内外のデータを組み合わせた分析により、相関関係やトレンドの発見、示唆を提供します。これにより、データ活用における専門的なスキルを持つ人材が必要だった高度な分析でも、AI によって容易に実施できます。

・業務効率化と自動化: Gemini との連携により、社内データの分析の結果、自動生成されたサマリーやトピックス、アクションプランがダッシュボード上で提示されるため、レポート作成に要する工数を大幅に軽減します。また、分析結果と PROACTIVE の各機能との連携により、売上向上のための施策など目標達成のための具体的なアクションプランと、それによる将来予測を導き出します。例えば、販売管理機能や会計機能と連携し、予定損益からの差異を把握することで、発注数量や仕入れ在庫数の増減予測ができます。

4.『PROACTIVE コンシェルジュ』の概要と特徴

『PROACTIVEコンシェルジュ』は、Teamsを活用したAIエージェントです。経費精算に関わる申請や精算、承認といった業務を経費精算専用の社内システムを利用せずともTeams上で完結できるため、従業員は場所や時間を問わず簡単に経費精算業務の効率化を実現します。

特長:
シンプルな申請プロセス: Teamsに領収書(手書きも可能)の画像ファイルを添付し、「精算したい」とメッセージを送信するだけで、申請伝票が自動作成されます。

スムーズな承認ワークフロー: 作成された伝票はTeamsを通じて承認者に通知され、チャット上で簡単に承認作業を進めることが可能です。

AIによる自動チェック機能: 企業ごとに設定された社内ルール(例:出張宿泊費や接待交際費の規定上限チェック、件名への出張先入力、領収書の発行日制限、プロジェクトコードの入力必須化など)に基づき、申請時に自動でチェックを行います。

リアルタイム通知機能: 承認依頼や修正依頼が発生した場合、Teamsの通知機能(スマートフォンにもポップアップ表示)を通じてリアルタイムに通知されます。

場所を選ばないアクセス: インターネットに接続できる環境であれば、PC、スマートフォン、タブレットなど、あらゆるデバイスからTeamsを通じて利用できます。そのため、海外出張時など、従来システムにアクセスしづらい環境でも容易に経費精算が可能です。

PROACTIVEについて

PROACTIVEは、SCSKグループのさまざまな知財や業務ノウハウを組み合わせて提供するデジタルオファリングサービスです。AIネイティブな次世代型ERPを中核におき、会計、人事給与、販売・生産管理まで、各領域の業務課題に解決策を提供する「業務特化型オファリング」と、卸・商社、製造、建設、サービス業向けのベストプラクティスと組み合わせ、各業界が抱える特有の経営課題に対してワンストップで解決策を提供する「業界特化型オファリング」により、「業務効率化・自動化」や「高度な経営判断」を実現します。導入企業数は7,300社を超え、多くのお客様にご利用いただいています。

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
PROACTIVE事業本部 ビジネスストラテジー&マーケティング部 関
TEL:03-6772-9700
E-mail:proactive@scsk.jp

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