※本ブログは、2025年3月10日に旧ブログ(note:SCSK健康経営)にて掲載したものを、内容はそのままに当サイトへ移設・再掲載しております。ご参考までに、掲載内容は、当時の情報となりますことをご了承ください。
はじめに
前回のブログでは、SCSKが経済産業省と東京証券取引所が共同で定めた「健康経営銘柄」に10年連続で選定されている実績をお伝えしました。今回は、その継続を支えてきた私たちの「健康経営」に対する基本的な考え方や、大切にしてきた想いについてお話しします。
人が輝いてこそ、会社も輝く
近年、「健康経営」という言葉が広く知られるようになりました。しかし、本来、利益を追求する集団であるはずの企業が、どうして社員の健康に投資する必要があるのか。こんな疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。
私たちSCSKはITサービス企業として、お客様のビジネスを支えるシステムやサービスを提供しています。しかし、その中核となるのは最新のテクノロジーでもなければ、立派なオフィスでもありません。私たちの真の強みは、高度なITスキルと豊富な経験を持つ社員一人ひとりの力です。だからこそ、社員が心身ともに健康で、いきいきと働ける環境づくりこそが、会社の成長の鍵になると考えているのです。
この考えは、単なる理念にとどまりません。社員が健康で活力に満ちているからこそ、お客様により良いサービスを提供できる。その結果、お客様の満足度が高まり、私たちの事業も成長していく。このような好循環を生み出すことが、健康経営の本質的な目的なのです。
数字が語る、健康経営の成果
実際に、私たちがこのような考えのもとで進めてきた健康経営は、着実に成果を上げています。例えば、「働きやすい会社である」といった社員の声を数値化した「従業員エンゲイジメント」は、2014年度の79.9%から、2023年度には89.3%まで上昇しました。
さらに、社員の健康を増進するための具体的な取り組みも、少しずつ広げてきました。例えば2015年には総合健康増進施策として「健康わくわくマイレージ」を開始しました。これは、日々の健康に良い行動習慣の継続や健康診断の受診結果によってポイントが付与されるものであり、日々の行動の積み重ねを後押しする仕組みとして社員の間に定着しています。さらに2016年からは、柔軟な働き方を可能にする「どこでもWork」を導入し、翌2017年からは、自己研鑽を応援する「コツ活」など、社員の健康と成長を会社として多角的に応援しているのです。

「まずは、働きやすさから」という順番へのこだわり
私たちはこれらの施策をいきなりすべて始めたわけではありません。実は、私たちが重視したのが「全員」に向けた取り組みであり、それらを進める「順番」でした。
私たちのようなIT業界では、システムトラブルへの深夜対応や、休日を使ったシステム更新作業など、不規則な勤務が避けられない面があります。実際、当社でも以前は「この業界で仕事をしている以上、長時間残業や休日出勤は仕方ない」という空気がありました。また、「夜遅くまで働く社員」「休日を厭わず働く社員」を評価する風潮もありました。
しかし、このように日々の残業や休日勤務が続き、休みや睡眠が十分に取れないような状況の中では、いくら会社側が「健康第一」と言って健康づくりを推し進めても、従業員にとっては絵に描いた餅であり、全く説得力のないメッセージとなってしまいます。そこで私たちは、まずは「長時間労働の撲滅」と「有給休暇の完全取得」から手をつけたのです。それが、今で言う「働き方改革」のスタートです。

健康経営がもたらす「相乗効果」とは
このような改革を進める上で欠かせなかったのが、経営陣の覚悟である本気度を示すことでした。
企業が本気で社員のことを考え、言行一致のもと真摯に取り組んでいることが伝わることで、初めて社員は納得し、腹落ち感を持ち、会社への信頼が深まります。
そこが抜け落ちてしまうと、健康経営は「会社の都合」で実施されていると捉えられてしまい、社員のコミットメントの獲得や取り組みへの参加が困難になるのです。企業が発信した理念や方針等を分かり易く伝えるとともに、社員自らが「やってみたい」と思えるような仕組みや仕掛けが必要となります。
当時の経営トップがどのような覚悟をもって残業削減の取り組みに踏み切ったのか、その志を受けた私たちが、どのようにその取り組みを実践し、どのような成果を出すことができたのかについては、回を改めてお伝えしたいと思います。
※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
今日の健康経営あるある
休み方改革の一環として、一斉有休日を会社として設定。
(例:土曜日祝日の際の、月曜日を一斉有休日、木曜日が祝日の際、金曜日を一斉有休日として連休を作って休みやすくする制度)
そうすると・・・会社のメンバーとのテニス、ゴルフを企画して実施することが増加。平日のテニスコートもゴルフ場も金額的にも確保のしやすさも格段に上がりますしね。そして、お客様も同日にお休みを取り、良いコミュニケーションの場にも発展するケースも。

