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幅広い基幹業務ニーズに対応したERPパッケージ「ProActive(プロアクティブ)」について様々な情報を掲載しています。

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SCSKのAIネイティブな次世代型ERP「PROACTIVE」がAIダッシュボードを提供開始
~「Gemini」と「Looker」、PROACTIVE AIにチャットするだけで次の一手を可視化~(4/22)

2025年4月22日

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、「PROACTIVE(プロアクティブ)」において、Google の生成AIモデル Gemini とGoogle Cloud のデータプラットフォーム製品 Lookerを活用して構築したAIダッシュボードの提供を開始します。AIダッシュボードの活用により、従来のようなERPシステムに蓄積された売上、在庫、財務などのデータの可視化だけでなく、複雑な企業データの活用をAIによって簡単に行えるようになります。これによって、データ分析が可能な人材が少ない企業でも、AIがデータを基に高度な分析を行い、企業に迅速かつ的確な意思決定を支援する示唆を提供することで、企業が競争力を高めるための「高度な経営判断」を容易に実現します。

SCSKのAIネイティブな次世代型ERP「PROACTIVE」がAIダッシュボードを提供開始

1. 背景

今日の企業経営では、急速に変化する市場環境に対応し、顧客のニーズに合致した施策を講じるためには、ERPなどの社内業務システムに蓄積された内部データと市場情報などの膨大な外部データを迅速に処理し、リアルタイムで複合的な分析を元に最適な判断や意思決定を行うことが不可欠です。企業には高度なデータ分析やその活用に対するニーズがあります。しかし、データ分析やデジタル技術を活用できる専門人材が不足しており、採用が難しいという背景がありました。
そこで、SCSKは2024年11月に提供を開始した「業務効率化・自動化」と「高度な経営判断」を実現する「PROACTIVE※1」に、このたびAIが社内外のデータを複合的に分析し、経営層の意思決定を支援するデータ表示とアクション提示を可能にするAIダッシュボードを実装しました。

2. AIダッシュボードの概要

AIダッシュボードは、業界特有の業務知識をもとに、PROACTIVEに蓄積されたデータを分析することで、単なるデータの可視化にとどまらず、企業が直面する複雑な課題に対してデータに基づく分析と示唆を提供し、迅速かつ的確な意思決定を支援します。例えば、「特定の製品の売上高の伸び悩み」という課題に対して、AIが異なる観点で横断的にデータを分析し、「他の製品と比較して受注から出荷までの時間が長いため、顧客満足度が低下している可能性がある」といった形でダッシュボードに表示することで、問題の本質を素早く把握し、次にとるべき具体的な改善策を提案します。

■特長

・可視化、分析、示唆の提供による高度な経営判断:
AIによる社内外のデータを組み合わせた分析により、相関関係やトレンドの発見、示唆を提供します。これにより、データ活用における専門的なスキルを持つ人材が必要だった高度な分析でも、AIによって容易に実施できます。

・業務効率化と自動化:
Geminiとの連携により、社内データの分析の結果、自動生成されたサマリーやトピックス、アクションプランがダッシュボード上で提示されるため、レポート作成に要する工数を大幅に軽減します。また、分析結果とPROACTIVEの各機能との連携により、売上向上のための施策など目標達成のための具体的なアクションプランと、それによる将来予測を導き出します。例えば、販売管理機能や会計機能と連携し、予定損益からの差異を把握することで、発注数量や仕入れ在庫数の増減予測ができます。

3. 今後の展開

「PROACTIVE」は、現状に満⾜することなく、PROACTIVE AIの軸となる経営高度化と効率化・自動化のそれぞれにおいて常に進化を続けていきます。経営高度化については、インタラクティブな分析機能によって、単なるデータの提示に留まらず、AIエージェントと対話しながら分析を進めることで、明確な仮説がない状態でも、データの傾向や異常値を発見し、新たな仮説を生成できます。効率化・自動化については、マルチモーダル入力機能により、自然言語に加え、画像、音声、動画など、より直感的なインターフェースを活用することで、ユーザーはより簡単にシステムを利用できるようになります。また、ERPの各種モジュールとの組み合わせを強化することで、経営判断の高度化と効率化・自動化を容易に実現できる仕組みの提供を目指します。

4. SCSK株式会社 執行役員 PROACTIVE事業本部長 菊地 真之

PROACTIVEは、「Gemini」との出会いにより、次なる進化のステージへと歩みを進めていきます。Geminiの先進的な自然言語理解能力を取り入れることで、企業内に眠る膨大なデータから、経営判断に必要な要点を瞬時に抽出する力を手にします。これは、企業がこれまで解決に苦慮してきた「データ活用」という本質的な課題に対し、新たな可能性を切り拓くものと確信しています。SCSKは、Google社との戦略的パートナーシップのもと、次世代ERPの未来を共に描きながら、お客様の経営課題に対して実践的な解決策を提供してまいります。

5. グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 パートナー事業本部
上級執行役員 上野 由美

SCSK株式会社様が「PROACTIVE」に実装いただくAIダッシュボードの構築に、Google Cloud の データプラットフォーム製品 LookerとGoogleの生成AIモデル Geminiを活用いただくことを大変嬉しく思います。「PROACTIVE」上で高度なデータ分析と自動レポート作成を実現することで、企業の迅速な意思決定と競争力強化に貢献するものと確信しています。今後もSCSK様と共に、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援してまいります。

PROACTIVEについて

PROACTIVEは、SCSKグループのさまざまな知財や業務ノウハウを組み合わせて提供するデジタルオファリングサービスです。AIネイティブな次世代型ERPを中核におき、会計、人事給与、販売・生産管理まで、各領域の業務課題に解決策を提供する「業務特化型オファリング」と、卸・商社、製造、建設、サービス業向けのベストプラクティスと組み合わせ、各業界が抱える特有の経営課題に対してワンストップで解決策を提供する「業界特化型オファリング」により、「業務効率化・自動化」や「高度な経営判断」を実現します。導入企業数は7,300社を超え、多くのお客様にご利用いただいています。

SCSK株式会社について

SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供しています。また、ITを軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決にむけた新たな挑戦に取り組んでいます。
https://www.scsk.jp/

SCSKグループのマテリアリティ

SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。
本取り組みは、「豊かな未来社会の創造」、「安心・安全な社会の提供」、「いきいきと活躍できる社会の実現」に資するものです。

-AI技術の活用による、お客様の業務効率化・自動化を実現
-迅速かつ的確な経営判断を支援し、顧客や社会に新たな価値を提供

・SCSKグループ、経営理念の実践となる7つのマテリアリティを策定
https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

本件に関するお問い合わせ先

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
PROACTIVE事業本部 ビジネスストラテジー&マーケティング部 関
TEL:03-6772-9700
E-mail:proactive@scsk.jp

【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
サステナビリティ推進・広報本部 広報部 志村
TEL:03-5166-1150

  • 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。

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